会員の皆様
カンボジア政府はレッドゾーンでの新型コロナのワクチン接種業務を国防省に委任しました。またプノンペン都は30日未明、添付の通り4区にまたがるレッドゾーンの各町毎の接種会場を発表しました。5月15日までの間に、レッドゾーンに居住するすべての人に対し第1回目接種を行うとの報道がなされています。
なお、会員の皆様からのお問い合わせを受けまして、弊会では日本大使館に相談し、確認をとりましたので、以下の通りご案内申し上げます。
-ワクチン接種はカンボジア王国に対する義務では無く、個人の自主判断で行うものです。
-カンボジアで使用されているワクチンは日本政府未承認です。
-カンボジア政府からは、ワクチンによる副反応に対する補償はありません。
上記の回答は、あくまで弊会で確認できたものであり、ワクチン接種を肯定するものでも否定するものでもありません。
ご本人またはご家族の接種については、メリット、リスクなどを充分ご検討の上、ご自身の責任の下、以上の点を踏まえて、ご判断ください。
なお一部地域では、ワクチン接種が強制であり、且つそれには外国人も含まれるとの解釈から、行政が外国人の接種リストを作っているとの情報もあります。接種を希望していないのにもかかわらず、強制的な接種を指導された場合には、邦人保護事案として、大使館にご連絡ください。
弊会は、新型コロナ感染と立ち向かうカンボジア政府の強い努力と、その行動力を評価し、賞賛いたしますが、他方、ワクチン接種に関わる懸念材料として、会員の皆様には、この旨明確にお伝えします。
また接種をご希望されていて、所轄行政からの連絡がなく外国人としてのワクチン接種登録ができない方は、添付の資料をご覧いただき、お住まいの町(サンカット)の接種会場のお電話番号に直接お問い合わせください。あるいは所轄の行政にお問い合わせください。
最後に、弊会で入手した未確認情報によりますと、お住いの地域別に、接種ワクチンはいづれも中国製の下記のものになるとのことです。実際の現場でその通りの運用になるかは保証できませんが、ご参考までに記します。
- メンチェイ区、ダンコー区: sinopharm
- ポーセンチェイ区、カムボール区: Sinovac