就任あいさつ

プノンペン補習授業校 校長
土谷 龍一

 皆さんこんにちは。
 4月から補習授業校校長として就任いたしました。土谷です。
 現在、JICA・SVとして、24年1月よりカンボジアで唯一の国立体育教員養成校に於いて、教育アドバイザーとして勤務しています。今回、縁がありまして、補習校のお手伝いをさせていただいております。

 それでは、簡単に自己紹介をさせていただきます。

氏名:土谷 龍一(つちや りゅういち)
出身地:宮城県石巻市
生年月日:昭和23年10月10日生まれ(体育の日)
職歴:宮城県公立高校に体育教員として36年間勤務。
宮城県教育委員会指導主事、
宮城県公立高等学校校長を経験。
2009年定年退職
海外経験:現職中は、全国高等学校体育連盟カヌー専門部役員を務めておりましたので、高校生の日本代表チームを率いて、数回、世界選手権大会等に参加しましたが、長期滞在は、初めてです。
趣味:ウォーキング
好きな言葉:明るく、楽しく、元気よく。

以上が自己紹介です。

 それでは、現在のプノンペン補習授業校について報告いたします。
 4月7日に入学式を行い、幼稚園に10名。小学校に6名。中学校へは3名が入学し、全校園児、児童、生徒は、60名です。毎週、土曜日の開講で年間、37日の授業日数です。普段、子供達の多くは、市内のインターナショナル校に通い、毎週土曜日のみ通学するという形式です。週一度の授業なので、日本の学校のように十分な授業はできませんが、日本で使われている教科書を使用して、国語、算数を中心に授業を進めています。
 先生方も色々と工夫しながら授業展開をしています。父兄の皆さんも、各行事毎に計画、準備、実施までを行うという体制で、頭が下がる思いです。また、保護者会では、土曜当番等の役割を設けて、生徒の学習環境の整備や、安全指導等にも協力をいただいております。

さて、赴任以来、毎週一回、全児童に簡単な話をしておりますが、第1回目は、「あ・い・さ・つ」について話をしました。

あ・い・さ・つ。の「あ」は・・・あかるく。
あ・い・さ・つ。の「い」は・・・いつでも。
あ・い・さ・つ。の「さ」は・・・さきに。誰よりも先に。
あ・い・さ・つ。の「つ」は・・・つづける。
ハイ、ポーズ これから友達100人作りたいな

(大人の人達の方が 緊張しています)

 生活の基本となる「あいさつ」を大切にすることで、子どもたちに人と人のふれ合う大切さ、「あいさつ」できるよろこびを実感させ、どの子も自分に自信をもってほしいと願うからです。
 「おはようございます。こんにちは。ありがとう。ごめんなさい。」等々、心より相手を思い「あいさつ」が自然にできるよう、今後も、わかりやすく、具体的な話で子どもたちを指導してまいりたいと思います。
 補習校におきましては、基礎学力の向上はもとより、新しい教育の流れを取り入れ、保護者の皆様や日本人会の協力を得ながら皆様と協力して、より良い補習校を目指し、教職員全員で取り組んで参りたいと存じます。
 どうぞよろしくお願いいたします。