第八回 カンボジア日本人会 盆踊り大会を振り返って
第八回盆踊り大会実行委員長
石田 和基
「お疲れ様でした!無事何事もなく大成功の裡に終えることが出来ました~では、乾杯!」という手束カンボジア日本人会の会長の音頭と共に、役員・実行委員による打ち上げは始まりました。
役員、実行委員として、今年で三度目の盆踊り大会の準備をしましたが、今までなく、それぞれの役員・実行委員が、それぞれの役割・分担を理解し、準備をして頂き、実行委員長冥利に尽きる盆踊り大会でした。と同時に、役員・実行委員の方々の情熱、思い入れが前面に出た「熱い、盆踊り大会」でした。
二〇一二年九月二十三日に第八回カンボジア日本人会盆踊り大会は開催されましたが、その日の二ヶ月前に、盆踊り大会を成功させるのだという心意気のある役員、実行委員が某日本レストラン貴賓室に集結しました。
昨年、一昨年と盆踊り大会準備に携わったことのあるベテランもいれば、今年初めてその準備に携わるというフレツシュな役員、実行委員もいましたが、彼らの思いはただ一つ「在留邦人、日本を愛してくれているカンボジア人の人達に笑顔を届けたい!」という気持ちだけで、多忙な業務が終わって、ボロボロになったカラダに鞭を打って盆踊り大会の準備をしてくれました。
そんな役員、実行委員を尻目に(?!) 、小職は愛娘の大学入学準備のために、盆踊り大会の準備が佳境に入る開催一ヶ月前から前日まで日本へ戻るという暴挙に出たのですが、既述した通り、実行委員長代理としてN林氏及び手束会長の強いリーダーシップの下、準備は着々と進んでいました。
日本での愛娘との別れの余韻を残しつつも、盆踊り大会当日の昼に、おもむろに会場へと足を運ぶと、既に役員、実行委員の方々、及び夜店関係者、更には支援要員の方々が忙しく追い込み準備をかけている状況でした。
役員、実行委員の方々が、小生を見つけると「おかえりなさい!娘さんを無事に大学まで送りましたか?」と屈託のない笑顔と共に集まってくれました...あはは、心の中で男泣きしてしまいました!
そんな素晴らしい仲間達が一生懸命準備した「第八回カンボジア日本人会盆踊り大会」の開幕です。
今年も会場はダイヤモンドアイランドでした |
手束会長の挨拶 黒木大使よりご挨拶 |
実行委員会では、昨年の反省を踏まえ、屋台エリア、盆踊りエリア、そしてゆっくりと飲食できる休憩エリアを分け、「家族、仲間、恋人同士の絆」を更に強固なものにする会場配置に心掛けましたが、如何でしたでしょうか?いや~写真でも分かるように、参加者の皆さんからも好評で、バッチリと企画が当たったのではないか?と自画自賛している次第です。
さぁ、出番です 祭りだ!祭りだ! |
さぁ始まります (Large) 先輩のリードで今年もかっこいい よさこいソーランです。 |
やぐらの上でパラパラダンス ステージ上でも華麗なパフォーマンス 輪になって踊りましょう 思い思いのダンスで。 |
盆踊りですね。 もうネタ切れです。 大盛況でした! 盛り上がっていますね。 |
練習時間短かったけど決まりました! みんな一生懸命! リズムに合わせて飛んでます! |
決まった! 恒例!子供神輿ワッショイ 司会の皆さんありがとうございました |
「感謝」と言えば、今年の盆踊り大会を準備いただいた役員、実行委員、支援要員の皆さん本当にご苦労様でした。また、ご協力いただいた、在カンボジア日本大使館、日本人会補習校、芽魂太鼓、CJCC、メコン大学の関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
芽魂太鼓の演奏で更に盛り上がります 決まってます |
芽魂太鼓の皆様ありがとうございました |
そして、忘れてはならないのは、今年の盆踊り大会に参加して頂いた全ての皆さん、本当にありがとうございました。参加していただいた皆さんが盛り上げて頂いたお蔭で雨期の中、課眩しいくらいの大輪の花火を打ち上げることができました。
今年の盆踊り大会は、何事もなく成功裏の内に終えることができました。
カンボジア日本人会では、来年も今年以上のもっと大きな大輪の花火を打ち上げていきたいと考えていますので、会員の皆さんの更なるご協力を何卒宜しくお願いします。
では、また来年お目にかかれることを楽しみにしています。ありがとうございました。
(あとがき)
踊り疲れたらマッサージ 有名店も出店くださいました 大人気だった金魚救いコーナー 飲食スペースもほぼ満席 もはや名物?たい焼きやさんです。 バッティングコーナー |
シャムリアップからも出店頂きました。 補習校の子供たちも出店 おでんもありました。 たこ焼きのサンドイッチマン え!誰? 人気店は大忙し |
カンボジアで日本人会役員として、最後の担当となった今年の盆踊り大会について、会報用記事を書くようにとの依頼があり、数か月前を思い出して思いつくままに書いてみましたが、走馬灯のように色々なことが頭の中を心の中を駆け巡っています。
カンボジア日本人会の活動を通して、色々なことを学び、色々な方々と出会い、そして沢山の宝物を得ることができました。
しばらくはカンボジアに戻ることはないと思いますが、カンボジアで皆さんから頂いた友、愛、信という宝物はいつまでも、どこへ行っても小生の中で輝き続けるものと確信しています。
頼りない実行委員長でしたが、支えてくれて...最後の言葉です。「ありがとう、感謝」。
石田 和基 (いしだ かずき) 1986年青年海外協力隊員(臨床検査)としてフィリピン派遣後、1991年から12年間、フィリピン、パキスタンと渡り歩き、2003年 から2012年の9年間、JICA専門家としてカンボジアに赴任。 現在は日本にて次の赴任国に向けて充電中 |